[2021年6月23日掲載記事] ノード事前提案: ネットワークへの貢献に対するノード報酬
Gala Gamesチームは、Gala Gamesノード・エコシステムの分散化をこれまで以上に推進するために懸命に努力しています。本日、今後の議論のための提案をコミュニティに事前に提示したいと思います。この投稿は、現在のノード報酬構造を要約し、変更を提案するものです。
要約: 以下に、ノード・ネットワークによるGala Gamesエコシステム全体のサポートを、より良く行うためのノード報酬の可能性について説明します。貢献度が高く、安定しているほど、より良い報酬を得ることができます。
法的免責事項:この提案は、Gala Gamesコミュニティでの議論を開始するために作成され、今回コミュニティによる意見が、最終的な提案に反映される可能性は未定です。
それではさっそく説明に入りましょう。ノード開発は3つの”レベル”に分けられます。
現在の段階(レベル1)
Gala ノードネットワークはまだ初期段階です。総数5万個のファウンダーズノードのうち約55%が現時点で販売済み、初期段階の数カ月間はノードネットワークの成長を促すために、コミュニティに情報を提供し、参加者を増やすことが非常に重要でした。この間ノードの主な役割は、ノード運営者が活発に活動しGalaノードネットワークに参加することへの重要性を認識することであり、ノードを25%以上オンラインにしている運営者全員に、1ポイントを分配することにより、それが実現可能になりました。
この段階で、紹介者はノード運営者への報酬の約10%を受け取ることができます。
・紹介ボーナス(1ノードにつき1回限定):10ポイント
・紹介ボーナス(各ノード毎に継続):0.1ポイント
・1ノードあたりのデイリーポイント: 1ポイント
この計画の長期的な効果については多くの懸念が寄せられており、Galaノードネットワークの可能性を最大限に引き出すためには、段階的なアプローチが必要だと考えています。
次の段階(レベル2)
Galaノードネットワークは、Gala分散型コンテンツ配信ネットワーク(Decentralized Content Delivery Network(Gala DCDN))に向けたコンテンツ提供を開始する予定です。この展開を円滑にするためのパワフルなハードウェアは必要ありませんが、最低必要条件があります。
報酬はハードウェアの最低要件を満たした上で、稼働率に基づき評価され、固定IPアドレスやオープンポートなどを使用し、ネットワークを安定させることで加点されます。
これらの変更はレベル3に向けて、Galaノードネットワークの安定した基礎確立に貢献したノード運営者に対して、報酬を与えるために行われます。
・レベル2のポイントは、レベル1のポイントに追加。
・小数点以下1桁以下のポイントは切り捨て。
最低条件
・50 GBのディスク容量
・4 GBのラム
・2つのCPUコア
・10メガビットのアップロードネットワーク接続
ノードごとの稼働時間の計算に必要なポイント: 10ポイント * [稼働時間%] で計算
10ポイント*[稼働時間%]に基づく計算例
安定性ポイント
10ポイント * [稼働時間%] * Max([認定ノード] — Abs([固定 IP] — [認定ノード]), 0)
注:IP間でノードが移動するとネットワークの安定性に影響を及ぼすため、デイリー固定IPが認定済みノードの数を超えるとポイント減少の原因になります。
ケース1:IPが公開されていない、1つのノードが24時間稼働した場合の取得可能ポイント合計数は、11ポイントとなります(レベル1:1ポイント、レベル2:10ポイント)。
ケース2:IPが公開されている、1つのノードが24時間稼働した場合の取得可能ポイントの合計数は、21ポイントとなります(レベル1:1ポイント、レベル2:20ポイント)。
悪質な参加者への対応
ネットワークの規模が大きくなり、より重要なサービスを提供すると共に、悪質な参加者を防ぐためのネットワーク保護が重要になります。私たちGala Gamesネットワーク管理者の役割の一環として、Gala Gamesとそのパートナー(Gala DCDNを利用している者)は、貢献度、有効性、業績を偽ったり、ネットワークを詐称しようとする悪質な参加者を防ぐためにネットワークの監視をし、不正の疑いのある報告を受けた際はそれに基づき調査を行い、最終的にはノードネットワークの分散型機能により、何らかのペナルティが与えられます。より悪質な参加者の詳細は、強制措置が取られる前にノードに提供され、この場合一定期間のDCDNと安定性ポイントの損失というペナルティが適用される可能性もあります。
将来的段階(レベル3)
レベル3は現在計画中ですが、ノード運営者が自分のノードを稼働するために選択できる、一連のワークロードの実装が提案されています。
各ワークロードは以下となります。
・提案される最低条件
・パフォーマンス基準
・関連する報酬ポイント
ワークロードに対する報酬ポイントは時間とともに、ネットワークがその時最も必要としているものにより変化し、各ノード運営者は、自分のノードが、どのワークロードを処理するかの選択が可能です。各ワークロードは、収益が最大になるまでレベルアップします。これはネットワークの不安定に繋がる、さらに収益を得ようとするノードの急激なワークロードの切り替えを防ぐためです。
ワークロードの例
緊急性の高いワークロード
緊急かつノードによるサポートが必要なワークロードにおいては、ノードのワークロード受け入れ直後に、フルポイントを得られるポジションが限定的に開放されます。
出典:Gala Games Medium
原文:Node Pre-Proposal: Node Rewards for Network Contribution
[2021年6月23日掲載記事]